柏原小唄

作詞:植木いわを  作曲:谷垣譲  編曲:西脇稔和


昭和29年 柏原町商工会が中心となり 歌詞を一般公募して作られた曲で 現在「柏原小唄」と
称する歌は この曲をさして言います 一番最後の歌詞「月がかたむく おさんの森で〜」のみ
後年 大前雅昭によって書き加えられたものです

 

そよろ春風 のどかに吹いて
山は一刷毛 霞の化粧
桜はあの娘の 思いに咲いて
一目千両の 鐘ヶ坂

だれがつけたか その名もゆかし
流れせゝらぐ 木の根の橋に
逢瀬たのしく 二人で佇てば
月も雲間に 顔かくす

つもる淡雪 情けにとけて
今日はうれしい 厄神まつり
思い叶うて ちかいもかたく
晴れて寄り添う 礼まいり

丹波柏原 旅立つ朝は
何故にこうまで 名残がおしい
汽車の窓から 入船山を
仰ぎゃ塔さえ 瞳にうるむ

月がかたむく おさんの森で
義理という字を うらんで泣いた
昔語りの 浮名の主は
今じゃわたしの 守り神

 

「柏原小唄」の歌詞カード

 

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