柏原小唄
(野口雨情 作詞)


昭和11年5月19日 柏原を訪れた童謡詩人 野口雨情が書いた十二節からなる詞で
現在は「柏原おどり」の歌詞として流用されています

 

名さえ目出度い入船山に 町のまもりの八幡宮

青葉がくれの三重の塔を 啼いて空ゆく時鳥

庭の老松ァむかしの名残り 今もしのばす御殿跡

見たか柏原大神川に かけて渡すは木の根橋

咲いて見事な桜の蔭に 春の花見は鐘ヶ坂

天の橋やら雪さえかけて 鬼の架橋見えかくれ

町の真中櫓の上で つつじ太鼓がひるねする

丹波柏原忘れてなろか 山の中だが城下町

誰と別れか入船山の 夜明け烏が啼いてくる

昔思えば鐘ヶ坂峠 幾度涙でこしたやら

鬼門封じで名高い寺は 丹波柏原円成寺

いとしなつかし譲葉山の 下は柏原忘らりょか

 

               

野口雨情の自筆による歌詞です

 

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