原田時計店

 

島根県松江市末次本町31番地にあった原田時計店が 大正6年3月から京都の東洋蓄音器に
レコードプレスを委託して発売したのがこのチドリレコードで 神戸新聞の山崎整記者の記事
「関西発レコード120年」によると この原田時計店というのは 明治9年に原田和一郎なる人物が
小間物屋から転業して創業したのが始まりで チドリレコードを発売する2年前の大正4年2月には
既に日蓄と提携して安来節などのレコードを発売したりしていたそうです そして大正6年 本格的に
レコード製作に乗り出し 同年3月に自社レーベル「チドリレコード」の第一回新譜を発売し 地元の
民謡などを中心とした演目で好評を得ますが 大正11年11月の新譜が最後の発売となりました
レコード製作に関しては わずか5年間だけでしたが会社自体は現在も(有)創美堂として健在で
時計や宝石、貴金属などの販売をされています

レコードの表面には東洋蓄音器が複写盤対策として考案した浮文字で「チドリ」と刻まれています

チドリレコード
東洋蓄音器のプレス

 

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