大阪蓄音器
大正元年10月1日 樫尾長右衛門によって 大阪市南区長堀橋筋2丁目に設立された会社で はじめ
複写盤(他社のレコードから無許可で型を取り レコードにして勝手に売りさばいた所謂海賊盤)の製造を
していましたが 大正4年6月から 自社吹込み盤を作るようになり「白熊印 ナショナルレコード」の名で
売り出したのですが これとは別に複写盤の製作も続け こちらは「ペンギン印 ナショナルレコード」と
言うようにレーベルを区別していました 簡単な見分け方としては自社吹込み盤にはレコード番号の頭に
アルファベットの「A」の文字がありますが 複写盤には「A」の文字がないか 若しくはレコード番号
その物がないものもあります
このように同じ製造会社で自社録音盤と複写盤を作っていた会社は 関西では「東洋蓄音器」
関東では「帝国蓄音器」などがあります
その後「大阪蓄音器」は 大正6年11月に「東洋蓄音器」に併合されました
「ナショナル」と言っても 松下電気とは無関係なので 念のために・・・。
ナショナルレコード |
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