昭和録音
倉田善弘 著 「日本レコード文化史」によると 昭和11年の秋 当時 日本ビクターの専属だった
小野巡、静ときわ、大宮小夜子、児玉好雄、渡辺はま子の5人が 社内に於ける歌手の待遇を巡って
会社側とトラブルとなり 決裂の結果 渡辺はま子は日本コロムビアへ移籍し 残った小野巡、静ときわ
大宮小夜子、児玉好雄の4人は 以前に日本ビクターの顧問も務め 当時 芸能界の首領(ドン)とも言われた
安藤兵衛が設立した「昭和録音株式会社」の専属となりました この会社は 昭和11年11月21日に
資本金100万円で 東京・神田神保町2丁目11番に設立され 当時ビクターの専属だった 作曲家の山川武
らも専属に向かえて 翌年の昭和12年1月に第一回の新譜を発売しますが 同じ年の9月新譜を最後に
姿を消します 昭和録音の解散後4人の歌手らは 元の日本ビクターに復帰しますが 廉価盤レーベルの
「スターレコード」に格下げ復帰となりました
ミリオンレコード |
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