グラフォフォン Q型 
(某氏 所蔵)


 

1880年に 電話の発明者として知られる アレクサンダー・グラハム・ベルによって
ボルタ研究所が設立されます そして この研究所にいた チチェスター・ベルと
チャールズ・サムナー・ティンターの二人によって エジソン蓄音機の改良研究が
進められ 1885年 それまで錫箔を使っていたエジソンに対し ワックスを用いた
シリンダーレコードの蓄音機を考案します 二人は この蓄音機を 「グラフォフォン」 と
名づけて 後にアメリカン・グラフォフォン社が設立され その後 1894年にはノース・
アメリカン・フォノグラフ社の子会社だった コロムビア・フォノグラフ社を併合し
シリンダー機とシリンダーレコードの生産が中止となる 1912年まで このQ型のほか
A型、B型、AT型、AZ型、BC型、BE型、K型、T型や直径5センチのシリンダー
レコードの再生機 グラフォフォン・グランドなど多くの機種を発売しました

   

          

このQ型は 1897年に2分ワックスシリンダー専用機として発売された機種で
ゼンマイは横にあるバタフライキーで巻く 一丁ゼンマイの至ってシンプルな作り!
リプロデューサーはアルミのボディーで マイカ振動板にサファイアボールが直接
付けられていています
あるので 疎開先の香川県豊島で描いた作品かと思われます



メニューヘ戻る

ホームヘ戻る


inserted by FC2 system